「現状は就労日の蓄積、活用にはインセンティブが欲しい」CCUS現場運用報告会
2021-02-01
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全建総連は、町場の建設キャリアアップシステム(CCUS)普及を図るため、神奈川土建、建設横浜の組合員にカードリーダーを貸与。就業履歴の集積を試行し、1月14日には建設プラザで現場運用報告会が開催されました。
対象となったのは、職種問わず元請で施工する3事業者。実際にCCUSに現場登録を行い「建レコキット」というカードリーダーを昨年末に1か月程度設置した組合員が経験を報告しました。
11月から12月にかけて就労履歴を集積した㈲アキモト塗装の穐元守さん(港北支部)はリーダーを事務所に設置して、カードタッチしてから現場へ向かったと報告。
「CCUSで施工体制台帳の作成などが出来るようですが、下請を使用して現場施工する現場は多くないので、工事一式請負う工務店向けと認識しました」「現状、技能者や事業者にとって就労日の蓄積でしか活用法がないので何らかのインセンティブ(メリット)が欲しい」などと報告がありました。
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